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HACCP導入によって企業の生産性にも影響が

time 2021/07/06

HACCP導入によって企業の生産性にも影響が

HACCPは衛生管理の国際的な手法で、それぞれの工程ごとに管理を決めることで、これまで行われてきた抜き取り検査などの方法よりも徹底した衛生管理が実現できます。日本ではHACCPの義務化がすでに始まっており、企業にとっては手間や時間がかかり大きな負担となるというイメージを持たれがちです。確かに制度が新しくなれば、それを実現するために時間も人的ソースも必要になり、一時的に企業経営にとって負担がかかることは考えられます。けれどもHACCPを導入することで企業側にもクレームや事故を減らし、企業ブランド力を向上させるなどの様々なメリットがあります。

そして実は企業にとって重要な、生産性を向上させることにもつながると言われています。HACCP導入によって企業の衛生管理を可視化すれば、製品の製造に携わるすべての社員がチェックや分析をできるようになります。これまでは多くの企業では衛生管理に関しては専門知識を持つ社員が専門的に作業を担当するというやり方で、衛生管理業務が属人化してしまっていました。そのため万一何らかの理由でその社員が業務に携われなくなったときに、衛生管理が滞る恐れがあり生産ラインにまで影響を及ぼす懸念がありました。

HACCPを導入することで無駄なくスムーズに衛生管理を行えるようになれば、結果的にトータルでの生産性は導入前よりも向上することが考えられます。制度の導入当初に手間や時間がかかり一時的に生産効率が下がる可能性はあっても、継続的に運用すれば長い目で見たときに生産性の向上につながることは十分に期待できます。

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