2021/08/21
温度管理は食品を始めとして、IT業界やオフィスと一般家庭においても重要性が高く、その方法は選択肢が豊富で目的や予算に合わせて選ぶことができます。食品業界での重要性は言うまでもなく、例えば冷蔵食品だと品質や信頼性に関わりますし、冷凍であれば温度管理1つで商品が台無しになることもあります。IT業界ではサーバーの温度管理が代表的なもので、一定以上の温度にならないように空調をコントロールしたり、異常な温度を検知した場合に知らせるなどの運用が行われています。勿論、運用の詳細はケースバイケースですが、小規模の環境であっても温度管理はチェックすら行わないのが考えられないくらいに重要なことです。
オフィスや一般家庭では市販の温度計を用いることが多く、手頃な製品だと1千円くらいから購入できますが、同一製品でも品質にばらつきがあるので精度を求める用途には不向きです。安価な市販の温度計を選択する場合は、複数個を比較検討して、数値の誤差が少ないものをいくつか厳選するのが正解です。一方、温度管理を行う環境が遠方にあったり、範囲が広くて管理が難しい場合は、インターネット対応の管理システムの導入が検討できます。センサーを設置して広範囲をまとめて管理できますし、遠隔監視で現場に足を運ぶ頻度が減らせますから、複数店舗の飲食店を場所を選ばずに一括で監視したり、無人のサーバールームを立ち入らずに監視可能です。
グラフで推移を見るのも大切なことですが、明らかに異常な変化があった時に速やかに知らせる、そういう機能も重要性が高いといえます。